テトリス講座 Vol.11 ドネイトを極める
ドネイトとはあえて穴を塞いで(TSDなら2段塞ぐ)Tスピンを打つ事。
打ち終わった後に塞いだ穴がしっかりと露出した状態になっている事が重要です。
このドネイトは非常に多くの組み方があるため奥が深く、知識に加え発想力も重要な要素です。
最初は簡単なドネイトから覚えていきます。何回も組んでいる内に複雑なドネイトを作る事ができる発想力も身についていきます。
ドネイトで穴を塞ぐ時に使うミノはこの5種の内のどれか
Tスピンダブルを打ってなおかつ塞いだ穴が露出していないといけないというドネイトの性質上、2段分の穴を塞ぐ事が出来るのはこの5種のブロックのみです。
Tミノでも可能ですが、そもそもTミノで2段埋めるという事はTスピンの形を消すだけになってしまうので全く意味がありません。
S字、Z字で塞ぐドネイト
Z字を使って端穴を埋めます↓
これがS字、Z字を使った一番オーソドックスなドネイトです。
段差計算をミスしないよう注意。
少し発想力が必要になりますがこんな場合も↓
Z字を寝かせて置き、S字を右端に立てて置くと↓
2手でTスピンダブルの形を組む事が出来ます。
四角、L字、J字で塞ぐドネイト
これらも基本はS字、Z字で塞ぐドネイトと一緒です。
段差計算にだけ注意します。
四角ミノを右端に置いて穴を塞ぐ↓
四角ミノを左端に置く→S字を寝かせて置く↓
L字、J字で塞ぐドネイト
J字を寝かせて右端穴を塞ぐ↓
Tスピンシングルで消すドネイトも可能
Tスピンダブルを作るにはミノが足りない、または打った後の形が悪くなる、といった場合はTスピンシングルドネイトで妥協する事も可能です。
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STMBケイブからテトリスへ繋がるドネイト
J字とS字を置くと↓
わずか2手でSTMBケイブ+テトリスの構えに!
多少の発想力が必要になりますが、ドネイトの上手い人は本当にどこからでもTスピンを組んできます。
この形はドネイトのほんの一例に過ぎませんが、慣れてきたら色々なドネイトの形が見えてくるようになります。
欄干(らんかん)
ドネイトの一種である欄干という技も紹介します。L字もしくはJ字を使います。
欄干をうまく使うことでTSDやテトリスがうてる直通の高い地形を維持し、火力アップにつなげる事ができます。
この場面の時にそのまま屋根をつけてTSDをうってしまうと直通穴が3段になってしまいそのままテトリス消しにつなげる事ができません。
しかしここから欄干を組むことで【TSD+テトリス】の高火力2段構えにする事ができます。
TSDで消しても4段の直通状態を維持。
欄干TSSから【テトリス+TSD】へとつなげる形
直通穴3段以上で作る事のできる欄干を利用した攻撃方法です。かなり強いのでこれも合わせて覚えておきたいところ。
まずは普通に欄干を組む↓
TSDではなくTSSで消化↓
TSSで消化する事で直通穴を底上げして【テトリス+TSD】の構えにする事ができます。
【まとめ】
一見穴を埋めるという事は危険な行為にみえますが結果的に【火力増し+穴まで掘る事ができる】のがドネイトです。
最初の内は以下の点に注意しながら確実に出来そうな場合のみ狙ってみる事をおすすめします。
【1】端穴を塞ぐドネイトは比較的簡単に出来る。
【2】四角ミノで塞ぐ場合とL字やS字で塞ぐ場合では段差が違うのでミスしないように注意する。
【3】欄干はTSSで消化した方が後の火力アップにつながる事もあるので段差数とツモを見極めて使うようにする。