テトリス講座 Vol.12 最適化への道【前編】

テトリス 最適化

テトリス講座 Vol.12  最適化への道

テトリス上達に欠かせないスキルに『最適化』というものがあります。
しかしながら、積み、堀り、テンプレやTスピンなどの基本スキルと比べると、優先度は落ちる、というかこのスキルがなくても上級者レベルまではいけると思います。
ただ超上級者レベルとなると間違いなく必須スキルとなります。上級者でも最適化できていない人が意外と多いので、更に上を目指すなら最適化習得は避けて通れない道といえそうです。

最適化って何?

簡単にいうとミスを極力減らし積む速度をアップさせる操作の事をいいます(速度に関しては一概には言えない部分はありますが)。
テトリミノには回転軸というものがあり左方向(Bボタン)と右方向(Aボタン)の操作で結果的に落とす位置が変わります。
例えば落ちてくる棒ミノを操作する時↓
最適化

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この事から右から6列目の穴に棒を入れたい場合、右回転+左キーで位置を合わせるよりも左回転1回のみで動かす方が『正確に』『速く』置けるという事が分かります。

もう一つ最適化の代表的な操作方法として
ミノを折り返して置くという積み方です。
例えば四角ミノを端1列空けで置きたい場合、トン、トン、トンと方向キーを一回ずつ押してずらすのではなく長押しで壁に当ててから一個ずらすという操作です。
これをする事により圧倒的にミスを減らす事ができます。
最適化

最適化

最適化を練習する上での注意点

最適化を極める上でやっかいな事は一から操作方法を覚え直すという事です。つまり今までの慣れた操作方法を矯正する事になります。
また積みや堀り、テンプレ技やTスピンなどのスキルと比べると習得までに時間がかかるため、特に練習初期の段階ではどうしても積みの速度が遅くなり一時的に弱体化してしまいます。
やはりミノ操作に慣れた人ほどこのもどかしいパターンに陥りやすく、上級者であっても最適化を途中で諦めてしまう場合もあります。
なのでここではなるべく最初に覚えておきたい、かつ比較的簡単な最適化のパターンから順番に紹介していきたいと思います。

最適化『1』 棒ミノの最適化

テトリス棒は強力な火力を送る事ができますが、これを置きミスしてしまうと一転、致命傷にもなりかねない非常に重要な役割をもったテトリミノです。
なのでまずは致命傷になる事態を軽減するために棒ミノの最適化を紹介します。

簡略化のため長押しや1回押し、回転方向は↓図のとおり説明します。
最適化

各列ごとの最適化
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上記のように棒ミノを操作して落とします。長押しする場合必ず壁に押し付けてから回転させるようにしてください。最初は戸惑う操作かもしれませんが、慣れるとミスが圧倒的に減る上に速く置けるようになります。練習方法としてはマラソンモードか40ラインで棒ミノ以外を邪魔にならないように適当に置いていき棒ミノが来た時のみ最適化操作で置いていくか、穴空けで最上段付近まで積み込んでいき、最適化操作で一気に消していくか。特に端から2,3列目の穴に落とす操作がミスしやすいのでこちらを重点的に。

最適化

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最適化『2』 回転操作を使わない折り返し操作

回転操作が入ると難しくなってしまうので、まずはミノをそのまま落とす場合の最適化をマスターします。
練習方法はいたってシンプル、上記で触れた折り返し(壁に押し付けて1つずらす)の練習をひたすらするのみです。回転を使わず折り返しのみでどんどん積んでいってください。反復練習を行う事でこの操作に慣れてくると思います。

最適化
この操作に慣れてくると普通の積みの際テトリミノを動かす時に方向キーを3回押す(トントントン)という操作をしなくなります。折り返し操作に慣れるとこの動作が非常にまどろっこしく感じるからです。

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【大事なこと】
テトリミノをそのまま置く場合、右移動の際はトンの数を2回まで、左移動の際はトンの数を1回までにしてください。つまりこれより動作が多くなる場合は全て折り返しを使って置くようにします(例外的に四角ミノは左移動でもトントンして良い)。
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今回は『棒ミノ』『四角ミノ』『全ミノをそのまま置く場合』の最適化を紹介しました。
後編ではL、J、Z、S、Tを回転させて置く場合の最適化を紹介します。

テトリス講座 Vol.13 最適化への道【後編】

テトリス講座 Vol.7 最強の開幕テンプレ【開幕TSD】