【凱旋門賞】パリロンシャン競馬場の特徴と日本馬の成績一覧

【凱旋門賞】パリロンシャン競馬場の特徴と日本馬の成績一覧

世界最高峰のレースである凱旋門賞が行われるパリロンシャン競馬場の特徴と過去の日本馬の成績一覧。

パリロンシャン競馬場の特徴

パリロンシャン競馬場はフランスパリ16区、ブローニュの森の中に位置するとても美しい競馬場です。
1857年に開場されはじめてレースが行われました。
1863年にパリ大賞が、そして1920年に第1回凱旋門賞が創設され今年(2019年)で98回目を迎えます。

パリロンシャン競馬場

凱旋門賞はパリロンシャン競馬場大外回り2400Mで行われ、スタートから400Mほど進むとコーナー入口付近まで続く高低差10Mの緩やかな上り坂が待っている。

坂の頂上からフォルスストレートまでは急な下り坂を下っていく。

その先にはロンシャン名物「フォルスストレート(偽りの直線)」が待ち構えている。
下り坂の先にあるのでスピードに乗りやすく最後の直線だと勘違いする馬も多いがここはまだ我慢しなければならない偽りの直線。

そしてフォルスストレートを抜けると最後の直線に入りここから各馬ラストスパートに入る。
直線入り口にはオープンストレッチが作られ各馬全力を出しやすいコースとなった。

オープンストレッチ

これまでの日本馬の成績一覧

日本馬の凱旋門への挑戦は1969年のスピードシンボリからはじまりました。
これまでにディープインパクトやオルフェーヴルなどのスーパーホースをはじめ、延べ23頭の日本馬が挑戦していますが、まだその頂きにたどり着いた馬はいません。
しかしながらエルコンドルパサーやナカヤマフェスタ、オルフェーヴルが2着に入るなど手の届く所までは来ています。

日本馬の凱旋門賞成績一覧

1969年 スピードシンボリ 着外
1972年 メジロムサシ 18着
1986年 シリウスシンボリ 14着
1999年 エルコンドルパサー 2着
2002年 マンハッタンカフェ 13着
2004年 タップダンスシチー 17着
2006年 ディープインパクト 失格(3着入線)
2008年 メイショウサムソン 10着
2010年 ナカヤマフェスタ 2着
ヴィクトワールピサ 7着
2011年 ヒルノダムール 10着
ナカヤマフェスタ 11着
2012年 オルフェーヴル 2着
アヴェンティーノ 17着
2013年 オルフェーヴル 2着
キズナ 4着
2014年 ハープスター 6着
ジャスタウェイ 8着
ゴールドシップ 14着
2016年 マカヒキ 14着
2017年 サトノダイヤモンド 15着
サトノノブレス 16着
2018年 クリンチャー 17着
2019年 キセキ 7着
ブラストワンピース 11着
フィエールマン 12着

1999年、エルコンドルパサーがモンジューとのデッドヒートの末2着に敗れたがこの結果は当時の競馬ファンや競馬関係者に夢と希望を与えました。
そして大偉業達成に向けて、ここから日本馬の挑戦が加速していきます。

2006年には無敗の三冠馬ディープインパクトが凱旋門賞に挑むも世界の壁に阻まれ3着入線(後に失格)。
2010年にはグランプリホースのナカヤマフェスタがアタマ差の2着に、2012年と2013年には三冠馬オルフェーヴルが2年連続2着になっています。

オルフェーヴル以降は7頭が挑戦していますが最高順位がハープスターの6着と全体的に振るわない結果となっています。

勝てそうで中々手の届かない凱旋門賞。
近い将来日本競馬史上初の凱旋門賞馬は誕生するのでしょうか?
競馬ファンの夢をのせた挑戦はまだまだ続きそうです。