こんなに違う!?お米はパックを買うより自炊した方が絶対にお得な理由

こんなに違う!?お米はパックを買うより自炊した方が絶対にお得な理由

ご飯パックを購入するのとお米を炊く(炊飯)のとでは値段的にどれほど差があるのか検証してみました。

ご飯パックとお米の一般的な値段

スーパー等で売られているご飯パックはいくらぐらいなのでしょうか?
一般的にはご飯1パック(180g)100円前後、生米は5kg1800円前後で販売されています。
もちろんメーカーやスーパーによってはもっと安く購入できたりしますが、ここでは一般的な価格で検証していきたいと思います。

1gあたりの値段

一般的な価格を元にご飯パックと生米の1gあたりの値段を出してみます。

1gあたりの値段
ご飯パック 0.55円
生米 0.36円

生米はご飯パックより1gあたり約0.2円お得な結果に。

確かに生米の方が安いですが「あれ、意外とそこまで変わらないんじゃ?」と思った方も多いのではないでしょうか??
さらに自炊はお米を炊く事による電気代に加え保温や保存をするにしても電気代がかかります。
ご飯パックもスーパーによっては1パック60円で売られている事もあるので、あれこれ手間暇を考えると「値段面で考えてもお米を炊く意味はあまりないのでは・・・」と感じてしまうかもしれません。

値段のカラクリは水!炊いた後のお米の重さに注目

実は上記の1gあたりの値段表は比較対象として大きな誤りがあります。
それは炊き立てのお米同士の比較ではない事です。
生米から炊き立てのご飯を作るには水が必要です。
実際に生米に水を加えて炊いてみるとどれぐらいの重さになるのでしょうか?炊き上がった後の重量をはかってみる事にします。

まずはご飯パック(180g)からご飯を取り出して重さをはかります。

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ご飯パックから取り出したお米の重さは176gでした。
ご飯パックの場合ここから電子レンジで約2分ほど温めて出来上がりですが、温め後の重さは水分が飛んだせいか175gとなりました。しかしながら1gは誤差の範囲といえるので炊き立て後の重さは温める前と変わらず176gとします。

そしてご飯パックに合わせて生米も176gで調整します。

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ここからお米を研ぎ適量の水を加え炊飯器に入れ炊き上がるまで待ちます。

炊き上がり後↓
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炊き立ての重さをはかります。
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なんと生米時の176gから418gに!(約2.3倍)
やはり水を吸った分かなり重くなる事が分かりました。

炊き立てご飯としての比較

生米を炊き立てた後の重さが判明したので今度は両者同じ条件になりました。
そこでもう一度1gあたりの値段を算出し比較をしてみます。

1gあたりの値段
ご飯パック 0.55円
生米(炊き立て加味) 0.15円

ご覧のように実に3倍以上の値段差になる事が分かりました。
電気代を加味していない比較にはなりますがお米を自炊した場合、180gのご飯パックを約28円で購入している事になります。
やはり生米から炊く方がかなりお得になる事が分かります。

安さでいえば自炊の圧勝?

f:id:mintscore:20200330200538p:plainもちろんご飯パックにもメリットはあります。
ご飯パックは電子レンジで温めれば2分で食べる事ができますし保温などの電気代もかかりません。そして自炊との一番の違いはやはりお米を炊く面倒さを省く事ができます。
忙しくてご飯を炊く暇がない時には気軽にお米を食べる事ができるご飯パックは非常に重宝します。
それぞれにメリットがあるのでどちらの方が一概に良いとはいえませんが、安さの面だけで考えると自炊した方が断然お得といえそうです。

※自炊した場合保温機能を使うよりは一旦冷凍しておき電子レンジで解凍するやり方の方が電気代を節約できます。

炊飯(1回あたり) 保温(24時間あたり) 電子レンジで解凍
電気代 約4円 約10円 約1円

保温してから短時間で全て消化しない場合は解凍しておく方がお得になる事が多いでしょう。

自炊とご飯パックそれぞれの年間支出比較(1人あたり)
自炊のみ・ご飯パックのみのそれぞれの年間支出を算出して比較してみます。
※1食180g。電気代は1回の炊飯(3合)あたり4円・保存方法は冷凍で計算。

1日1食 1日3食
ご飯パックのみ(年間) 36500円 109500円
自炊のみ(年間) 10500円 31400円
差額(年間) 26000円 78100円