【YouTubeに激震】死活問題?子ども向け動画に広告がつかなくなる
先日YouTubeから児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)などの法律を遵守するために全ての動画に「児童向けか・そうでないか」の設定が必要になると発表がありました。
子ども向けに設定された動画は
・一定の広告がつかなくなる。
・コメントオフになる。
との事です。
2020年1月から実施予定ですが、子ども向け動画中心のYouTuberにとっては収益が激減し死活問題になりかねない事態に。
具体的にどういった動画が「子ども向け」になるのか、またその対策はあるのでしょうか?
YouTube『子ども向け』の具体的な内容とは
コンテンツが子ども向けであるかを判断する方法はYouTubeヘルプに詳細が書いてあります。
コンテンツが子ども向けかどうかを判断する – YouTube ヘルプ
ざっくりまとめると
・子ども向け、もしくは子どものキャラクター中心の動画
・人気の子供向け番組やアニメキャラクター中心の動画
・子どものおもちゃを使用したお芝居や物語の動画
・ごっこ遊びやおままごとなど子どもが主役の動画
・子ども向けの人気の曲、物語動画
・子役や子どものモデルで構成された動画
つまり子どもがモデルの動画チャンネル、子ども向けおもちゃやアニメ、戦隊モノで構成された動画は広告が付かない可能性があるという事です。
子ども向け動画の広告停止ついて
1月には、子ども向けコンテンツに関するデータ保護のため、パーソナライズド広告の掲載停止、コメントや通知などの一部機能の停止など、各種の変更が実施されます。
今回の視聴者設定は1月の変更に向けた準備を進めていただくためのものです。
ヘルプページ:https://t.co/EmPI4bUaRy— YouTube クリエイター (@ytcreatorsjapan) November 14, 2019
【子ども向け動画に設定されたかどうかの確認方法】
YouTube studioの公開設定から動画ごとに確認する事ができます。
動画が子ども向け判定を受けたからといってそのチャンネル全ての動画が子ども向けに設定されるわけではありません。
子ども向けかどうかはチャンネル基準ではなく動画一つ一つに設定されます。
「動画タイトル」「サムネイル」「動画内容」などによってAIが子ども向け動画かどうかを判定します。
【子ども向け動画に設定された場合制限される機能】
パーソナライズド広告の停止、コメント機能がオフ、情報カード、終了画面、コミュニティなどの機能が使えなくなります。
※パーソナライズド広告とはユーザーの行動や興味事に合わせて出稿する広告の事。
パーソナイズド広告を停止されるとその動画の収益が6~7割ほど減少すると言われています。
子ども向け動画の判定基準
具体的に子ども向け動画と判定される可能性があるもの
- 食玩開封(ちょこエッグやポケモンなどおまけの付いた子ども向けお菓子)
- おもちゃ開封
- おもちゃレビュー
- くじ開封(子ども向け)
- ガチャガチャ
- DIY(子ども向け)
- 文房具
- プレゼント企画(チャンネル登録者数を増やす目的のもの)
- UFOキャッチャー(子ども向けの商品)
- メダルゲーム(子ども向け)
- お芝居や絵本(子ども向け)
- トミカ
- レゴ
- プラレール
- スクイーズ
- ディズニー
- サンリオ
- 子ども向けアニメ全般(アンパンマン、ドラえもん等)
これらの動画を扱っていたとしても子ども向けと判定される場合とされない場合があります。サムネイルや動画に写る対象物の大きさによって変わる事もありまだまだ基準は不透明です。
具体的なワード等はさとちんさんの動画でも詳しく解説されています。
今後の対策
今回の規約変更で動画ジャンルによっては収益が激減する可能性もあるだけに子ども向けを多く扱っているYouTuberにとっては死活問題となりそうです。
対策としては現在子ども向けの線引きがハッキリとしない以上、上であげたキーワードやジャンルをできるだけ避ける他ありません。
ただし誤って子ども向けと識別された場合については申請する事で修正する事ができます。
規約変更により「自分のチャンネル動画は子ども向けか・そうじゃないか」という事を明示する必要があるのでその設定は必ず行うようにしましょう。
【チャンネルを一括で『子ども向けではない』に設定する方法】
YouTube Studio→設定→チャンネル→詳細設定→『このチャンネルを子ども向けとして設定しますか?』→いいえにチェックを入れて保存。